【詩】 クマ クルリ

まず クマになってみる

手のひらを 下について

足をまっすぐ のばす

 

そして 頭を入れて おなかを見る

さぁ、足のつま先で マットをけって

クル クルリ

 

と、なるはずが 横にたおれちゃう

クマのように まるくなってるのに たおれちゃう

 

天井の電気が 矢となって 目にはいる 

明るすぎる

首をぐーんと のばしても のばしても

電気の 能天気な明るさは 変わらない

私も 変わらない

 

「もうすぐ できるわよ」 先生の声

えー、ほんとう?ーー

そして また クマに なってみる

 

現代少年文学 162号所収 (一部、変更あり)

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