【紹介文&鑑賞文】ラファンタナダモーレのコンサート

 12月16日に下丸子の大田区民ホールにて、ラフォンタナダモーレのコンサートが行われました(私は司会を担当)。
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 今回は、声楽家の山脇美佐さんとピアニストの安達朋博さんの演奏もあり、3時間に渡る盛りだくさんの内容。

 山脇美佐さんの声は、安定した深い奥行きがありながらも キラリと輝き渡る。
 美佐さんの声は、アリアの場面の世界へもスーと連れていってくれるので(実力あるからこそ)、鑑賞の世界観が広がる。歌の思いを味わえ、うっとりしてしまう。
(ラフォンタナダモーレのコンサートでは、歌の内容を感じてほしいため、簡単な説明や歌詞をご紹介している。声楽に馴染みのない方にも分かりやすいのである。)

 安達朋博さんは、繊細ながらも力強く、その音色は生きているようで、人の心を響かせる。
 クロワチアの曲をご紹介していただいたが、どれも日本人好みだと思う。
 特にドラ・ペヤチェヴィッチのバラ、赤カーネーションは、反射的に涙してしまう。(安達さんはクロワチアの曲を日本に紹介する活動をしています。安達朋博さんのサイト http://tomohiroadachi.com/profile.html )

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 私はラフォンタナダモーレのコンサートの司会を20年近くしてきた。

 初期の時は「声が出ない、音符が読めない」と悩んでいたメンバーが、今は会場に響き渡る声を出し、リサイタルを開くまでに変わっていかれた。

 最高齢は87歳だが、彼女には彼女しか出せないソプラノの世界があり、それが素晴らしい。
 人の心をつき動かす美しい音色を持っている。

 また主宰の金子先生も目が不十分な中、酸素ボンベをしながら熱心に指導されてきた。
 人それぞれの声の核となる良さを的確に引き出される才能に、素人の私でさえ「ハッ」としてしまう。


 ラフォンタナダモーレはプロではないが、その質、内容はかなり高いものがある。
 日々自分の声を見つめ、「どうしたら声が出るのだろう」と振り返り練習して来たからこそであろう。
 ご自身を全部出されて表現されてるので、その全力の姿に私も引きこまれ感動してしまう。

 人が本気を出すと、ご自身でも想像できない所まで到達出来るのであろう。
 けして年齢ではなく、「本人が歌に対してどう向かっているか」につきると思う。ゆるぎないものがあるかどうかだ。
 本気でされているからこそ、晴らしい姿と音色を見せることが出来る。そう感じた素敵なコンサートであった。

 

 美しく輝く音を奏でられる安達さんのセンスは、素晴らしい

 山崎美佐さんとピアニストの市川恵美さん、相性バッチリなお二人で、とても素敵な世界を広げてくださいました♪

 

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