【詩】都会の野良猫

寒い中、外で丸くなっている野良猫を見ると

人間でいることが恥ずかしい


暑い中、水を飲んでる私の前に現れた猫

人間をしているのに、この幸せも分けてあげられない


野良猫は、気がついたら野良猫で、本人は何も知らない

都会猫は、黙って寒さ暑さ、食べる苦労を受け入れてる


ただただ黙って。心にいくつもの傷はあるだろうに

傷を刻み続けて、罪もない都会猫の命がなくなる


人間だからこそ、消える命をなげくより、ともに生きる喜びを考えたい
私たちは黙っていていいのだろうか

 

 

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