気球 詩 常田メロン
「さようなら さようなら」
「さようなら 何も持ってなくていいのよ~。
きみの素晴らしさには、かなわないから~」
送ってくれた 小さくなった友だち
彼らに ひとしきり手をふった後、
「ぼくは、気球だけで どこまで行けるのだろう」
ぼくは何も持っていなくても
空は青く 風はあたたかい
あのうすい雲の上では
いつも 大陽が 笑っている
〜何でもない日常を新鮮な気持ちで〜
気球 詩 常田メロン
「さようなら さようなら」
「さようなら 何も持ってなくていいのよ~。
きみの素晴らしさには、かなわないから~」
送ってくれた 小さくなった友だち
彼らに ひとしきり手をふった後、
「ぼくは、気球だけで どこまで行けるのだろう」
ぼくは何も持っていなくても
空は青く 風はあたたかい
あのうすい雲の上では
いつも 大陽が 笑っている