【詩】ぼんおどりに いくまで

「だって いきたいんだもん」

サンダルをはいて げんかんから

じっと へやを みる

 

ドドンがドン、ドンドンカッカッカッ

ドンドンカッカッカ

まどから げんかんから かべからだって

とびこんでくる タイコのリズム… 続きを読む

【詩】 この世で一番長い道

 この世でいちばん長い道

 ヘソは先祖とつながっている一本の道

 おかあさん おばあさん ひぃおばあさんの歴史と愛が流れているヘソ

 ひぃひぃおばあさん ひぃひぃひぃおばあさん、、、みんなが持っているヘソ

 だから生まれてきた… 続きを読む

【詩】細胞であるぼく

人も宇宙も同じで
くるくる くるくる まわってる
外から入ってくる栄養をもとに
生きるために がんばっている

でも変な材料だと まちがえるよ
これは体に必要なの?
くるくる止めることは出来なくて
がんばりながら まちがえる… 続きを読む

【詩】お弁当

かけっこ 一番 おそかった
2人3脚 私のせいで 転んだよ

明るくなれない 運動会
私なんか いなくていいよ
消しちゃいたい
でもね
  お弁当のふたを開けた時

卵焼きが 笑ってた
からあげが 口の中で はげましてくれた… 続きを読む

【詩】えんぴつ

えんぴつになるのは かんたん
じっと見ていればいい
じっと見ていれば
     どんどん私が消えていく

消えてかるくなったとき
机はかたくなる
うすよごれた机の板は
      ずっと続いている

しんとなった固い頭で、点点点点
点から点へ … 続きを読む