【詩】ぼんおどりに いくまで

「だって いきたいんだもん」

サンダルをはいて げんかんから

じっと へやを みる

 

ドドンがドン、ドンドンカッカッカッ

ドンドンカッカッカ

まどから げんかんから かべからだって

とびこんでくる タイコのリズム

あたしの中のかえるが はねる

はねたくて とびたくて

りょうてを上にひろげて 足をけって

トントンカッカッカッ

音にあわせて

ぴょん ぴょんカッカッカ

 

「とびひが ひどいものね。

カにさされたら たいへんだものね」

台所から 声がきこえる

 

でもね、でもね、はねたいの

あたしの中のかえるは、とまらない

タイコの音だけを きいている

 

げんかんの とってをもって

ピョン!

いっしょに おどるの

クルッ クルッ

クルッと かいてん

みあげると、、

 

「ドラえもんおんどは まだよね」

サンダルをはいたママが 立っていた

 

現代少年文学 166号所収

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