「ホテル暴風雨展2」が開催中です。
「ホテル暴風雨」とは、絵本作家の風木一人さんとイラストレーターの斎藤雨梟さんがオーナーとして運営するWEBマガジン(https://hotel-bfu-com/)。心しか泊まれないホテルで、各部屋に泊まっている旅客(執筆者)の連載が魅力です。
ですがこの度、住所のない異次元ホテルが、池袋のギャラリー路草(池袋の39番出口を出てすぐ。吉野家隣の藤沢ビル14階)に26日まで上陸しています♪
個性溢れる作家さん達の絵の展示。
河本徹朗さんの本人そっくりなイラスト。(携帯忘れ、写真がなくてごめんなさい)ぜひお札に登場してほしいところです。また微笑まずにはいられない「おんせんたまごがお風呂に入る絵」。フロント係のなかおまさとしさんが似合っています。さすが、特徴を捉えるのがうまい河本さん、目のつけどころが違いますね。(おんせんたまごの絵本は、文なかおまさとしさん、絵は河本徹朗さんで、大日本図書より絶賛発売中!)
他にもami大久保美江さんのぬいぐるみ、斎藤雨梟さん、浅羽容子さん、津川聡子さん、かねこまきさん、クレーン謙さん、、、全部書ききれないのですが、そうそうたるメンバーが出展されています。
展示だけでなくトークショーのイベントも魅力です。
「世界に届けるために、たった一人に届けるために」絵本作家の山田和明さん
イタリアボローニャ国際絵本原画展に3回も入選されているのに、とても気さくでフレンドリーな山田さん。作品の絵自体が話されているところをよく生かされて表現されていらっしゃるなぁーと感じました。間の取り方、待つ表現などなど。。全力投球になりがちな私は、沢山学べました。新刊の「モノポの巣」も含めて、絵本のたたずまいを五感で味わえます。
ネット社会だからこそ、絵本は体全体で読みたいものです。紙の質感、量感、微妙な色の溶け具合、味わってしばらく余韻に浸る。。すぐに「次の絵本」だと、せっかくの余韻が消えてしまい、もったいないですね。
「なぜ ひとり出版という働き方」月とコンパス代表で編集者の西山雅子さん
ひとり出版だからこそ出来る本。ゆるがないものを感じました。本はどういう思いを持っているのかな、、とご著書を手に取らせて頂きました。
またご紹介していただいた韓国の本にびっくりです。本物の石が入っている絵本あり、右と左の絵が変わったり、、装丁、斬新な形、そこに熱いものを感じました。
絵本は、競争するものではないですね。また読者がいて成り立つものではありますが、どう受けるかを気にしすぎると、面白くないです。根拠も理由もないけれど、自分の感覚を楽しんでいけたらいいです。
山田和明さんが言われていました「純粋に楽しんで描くものが、人の心を打つ」と。。
最後になりましたが、千秋楽のとりは、クレーン謙さんのRADIO CRANE’S NOW ON AIRです。なかおまさとしさんをお迎えして、ラジオドラマあり、弾き語りあり、これは盛り上がるでしょう!
ぜひホテル暴風雨が、(池袋の西武口39番からすぐの)藤沢ビル14階に上陸している間に訪れてくださいねヽ(´▽`)/