【紹介文&鑑賞文】漆原智良先生の「三月の空を見上げて」 

 恩師であり児童文学作家である、漆原智良先生の半生を描かれたご本です。

 拝読して「強さって、なんだろう」と思いました。

 人間性を失う戦争をご経験し、戦災孤児となり、働きながら中学卒業資格を取り、夜間中学、夜間高校と進学され、27歳で念願の教師となられます。最初の赴任地は、八丈島という遠隔地。島に医者がいなく、物資を島へ運ぶのも、水を飲むのさえ大変で、常に工夫が必要な生活。 … 続きを読む

【詩】「種まき」

これから赤ちゃんになる種が

手のひらの上で 眠っている

「おっと、落とすと見失うよ」
「ハクション!」ってすると、飛んでいってしまいそう

でもね、
こんな小さな種の中に
芽を出すために必要なもの 全てが入っている

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